首・肩凝りタイ古式
姿勢が原因で起こる頭痛、首肩コリの多くが後頭骨や頚椎のバランスに問題があります。
これらの骨の歪みがあると首から頭にかけて走っている血管を圧迫してしまい、
頭部への血流が悪くなってしまい頭痛になったり、
頭や首の筋肉が緊張して頭が重苦しくなったり首肩の凝りや目の奥の痛みにつながってきます。
肩こり・首こりになってしまう直接の原因は、筋肉の酸素不足と疲労物質の蓄積といわれています。
人間は肩や首の筋肉が緊張することで血液の流れが悪くなります。
そして、血液の流れが悪くなると筋肉に酸素がきちんと届かなくなり、酸素不足が起こってしまいます。
この結果、筋肉の中に疲労や痛みを引き起こす物質がどんどん溜まっていきます。
これが肩こり・首こりの原因になってしまうのです。
人間の体は痛みを感じると、中枢神経から筋肉を緊張させろという命令が出るので、どんどん筋肉は緊張していってしまいます。
緊張でパンパンに張った筋肉が血液を圧迫してしまうため、ますます血流が悪くなり、
血液の流れにのって疲労物質を取り去ることが困難になります。
このような仕組みで筋肉の中に疲労物質や発痛物質が溜まってしまって、どんどん痛くなってしまうのです。
筋肉のコリによる肩こり・首こりだけではなく、末梢神経の傷による痛みやしびれも引き起こしてしまうのです。
その首肩周囲の筋肉をマッサージよくほぐして、頚椎・背骨を中心に体のバランスを整えていくことや
硬くなった肩甲骨の動きをつけることにより大幅に改善が期待できます。
特に頭と首の境目が詰まっている方が多いので、ここをしっかり緩める事。
あと胸と首の筋肉のストレッチも非常に有効です。
肩こりの人は肩が内側に丸まっている傾向があります。
これは胸の筋肉が緊張していて、肩を内側に引っ張っているために起こるので、胸を開くようなストレッチを行います。
首のストレッチは自分の手で頭を前左右にゆっくり曲げるようにして伸ばしていくのが効果的です。
日本人には約3000万人の頭痛持ちがいると言われていますが
そのうちの7割が首・肩こりの影響で起こる
「緊張性頭痛」だと考えられています。
つまり、首・肩こりの改善が、頭痛の改善の
カギになる可能性が高いということです。
首や肩のまわりのこり、腕に症状が及ぶものを総称して
頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)と呼びます。
四十肩・五十肩タイ古式
「四十肩・五十肩」と「肩こり」は、共に同じ肩周辺に起こる症状ですが、
肩こりの多くが「筋肉の血行不良」によって引き起こされるものに対し、
四十肩・五十肩は、肩の関節、関節周囲の靱帯・筋・腱・関節包などが、炎症や拘縮を起こすからとされています。
また、痛みや炎症は、周囲筋をかたくしスムーズな動作を阻みます。さらにこれが痛みを増強させ、より動かしにくくなるといいう、悪循環が繰り返されるのです
「肩関節周囲炎」と言います。
肩の関節は肩甲骨(けんこうこつ)と上腕骨(じょうわんこつ)等の骨とそれを動かす筋肉やじん帯などで肩が構成されています。
これらの肩の筋肉と骨を繋いでいるのが腱板(けんばん)と言う腱の集まりに成ります。
腱板は上腕骨と肩甲骨の一部である肩峰(けんぽう)という物に挟まれています。
健康な人の腱板はやわらかく弾力性があるので腕を無理な方向に動かしたときに肩の関節や骨に挟まれても傷つきにくいのですが。
ところが、年齢を重ねて腱板の老化やスポーツ等のしすぎによって肩の組織が硬くなってしまったり傷ついてしまっているとそれにより腱板は傷つきやすくなります。
また冷えや肩の使いすぎにより普通はあまりしないような姿勢の動作をする事により
腱板が何度も何度も傷ついて行く事で肩の間接の周囲に炎症が起き肩や腕を大きく動かした時に
激しい痛みが走りしばらく腕や肩を動かせなくなります。
これが五十肩(四十肩)です。
五十肩は、冷えにより肩を動かす為の腱板が傷つく事も原因です。
なので温める事が一番効果的です。
ストレッチとしては、腕が上がらないので
その逆の方向に伸ばす施術を行います。
腰痛タイ古式
筋肉が原因の腰痛には、筋肉疲労による腰痛と筋力低下による腰痛の2種類があります。
血行不良による腰痛は、運動不足や肥満、きつい下着などが原因で血行が悪くなるために起こる。
筋肉に疲労物質がたまってこわばったままだと、筋肉が血管を圧迫するので血行が悪くなります。
そのため、血液の流れにのせて疲労物質を取り除くことが難しくなり、疲労物質がたまったままになってしまいます。
すると、ますます筋肉が硬直してコリがひどくなり、さらには、血液循環が悪いために冷えを伴う場合もあります。
身体というのは背骨で支えられています。
正しい姿勢であれば、背骨は緩やかなカーブを描いていますが、
これに何らかの負荷がかかることで腰痛を引き起こすことになります。
腰痛で悩んでいる方は、まず本来の背骨の姿であるS字カーブの状態に戻してあげる必要があります。
タイ古式でも、その腰の周りの背中・背骨・臀部・太ももなどからほぐしストレッチをかけて行きます。
そして一番疲労し、血行の滞っている腰部の揉みほぐしとストレッチを重点的に施します。
綺麗な姿勢を保てることと、適度な柔軟性で血行を良くし続けることで
腰のつらさは軽減していきます。